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自転車通行ガイド 〜自転車のマナー向上を目指して〜

ママチャリでサイクリング

 

  スポーツタイプの自転車を購入したいけど予算が...ママチャリで十分だけど少しでも快適にしたい...そんな人向けに、ママチャリでも出来るセッティングの工夫をご紹介します(もちろんスポーツタイプでも快適な設定については同じことが言えます)。

 

 

サドルの調整


今乗っている自転車のサドルの位置はどうなっているだろうか?実はサドルの高さと快適なサイクリングには深い関係がある。

 

サドルは自分の身長に合わせて、適度な高さにして乗るもので、ちょうど靴が地面に付く程度が良いとされている(ママチャリの場合)。

サドルが高ければ自転車を漕ぐ足を伸ばしたときに、最も効率よく足の筋肉を使うことができ、負荷軽減につながるのだ。

 

よく高校生でサドルが最低位置にあって、どっぺりとまたがって漕いでいる姿を見る。当然足はハの字のように曲がっていて効率良く自転車を漕ぐことが出来ていない。これは悪い例である。

 

※サドル調整時は限界点以上にサドルを挙げないこと。シートポーストに限界点表示あがあるがこれを超えて高く設定するとシートポスト付近がおれて事故に繋がる場合があるので注意すること。

 

 

タイヤの空気


ママチャリに乗っている人の中には、面倒なので空気圧をあまり気にしない人は結構いるのではないだろうか?

 

タイヤの空気圧と自転車のペダリングは密接な関係がある。

よく車のタイヤで、「空気圧を適正に保つと燃費に良い」とう話を聞いたことはないだろうか?自転車でも同じことが言えて、空気圧を正しく保つことでペダリングが軽くなる(疲れづらい=低燃費)。

タイヤは空気によって膨らむのだが、空気が一杯入ることでタイヤと路面との接地面積が減少し路面抵抗が少なくなるのだ。

逆に空気が少ないと接地面積が大きくなって路面抵抗が増大する。よってペダリングも重たくなる。

 

自転車にのる前には必ずタイヤの空気圧を点検し、タイヤに触ってみてパンパンであることを確認しよう。

 

 

チェーンへの注油


自転車はペダリングによって発生したエネルギーを、チェーンを用いて駆動輪に伝えている(一部チェーンを使わない車種もあります)。

 

つまり、チェーンがないと駆動輪が回らないのだが、そのチェーンを潤滑にしているのが油だ。

内装式の自転車で、大きいカバーが付いている自転車ほどあまり注油を気にしなくてもいい(但し、1年に数回は油をさして欲しい)のだが、ここ最近はママチャリでも外装変速機を装備した車種が出回っている。

 

外装式は内装式よりもギアが多く、その分ペダリングのパワーを上手に駆動輪に伝えられて乗りやすいのだが、ギアが外に露出している分外界の影響(雨・風・砂・ホコリ等)を受けやすく、油を差したり、クリーニングする頻度が多くなる。

 

たまに見かけるのだが、外装変速の付いたママチャリorシティサイクルで、ギコギコ音を出しながら進んでいるパターン。

チェーン部分をよくみると錆びてしまって、明らかに走行抵抗になっていそうなのだ。さらに残念なパターンはその状態を見て、"私の自転車壊れてしまったの?"と会話しながら乗る2人の小学生高学年ぐらいの女の子を見たときは、"親に油さすこと教わらなかったのかな?"と心のなかで思ってしまった。

 

適度な注油も忘れずにおこなおう。

 

 

自転車用スピードメーター(サイクルコンピューター)の装着


自動車には最低限、スピードメーターが付いているが自転車にもスピードメーターがあることをご存知だろうか?

 

もちろん買ったときには付いていることが稀なので、基本は後付になるのだが、これは非常に楽しいアイテムである。

 

自分の現在走っている速度が数字で表示され、ペース配分を保つのに役立ったり、走行距離を表示できるのでどれくらい走ったか知ることができるし、消費カロリー表示が付いているモデルもある。

 

 

とにかく興味をもったら付けてみよう。ホームセンター等で一番安いものは1500~1600円程度だし、ネットでも気軽に注文できる。取り付けも簡単だ。アマゾンなら送料無料で1000円ぐらいかな。

 

物理的に速くなるセッティングではなく、精神的に楽しくなるセッティングなのだがぜひともオススメしたいアイテムだ。

 


 

以上のようなセッティングを行うことで、あなたのママチャリ・シティサイクルは今よりも快適になるかもしれない。

これからサイクリングをはじめてみようと思う人はぜひとも挑戦してみて欲しい。

 

そしてサイクリングが好きになったらぜひともスポーツタイプ自転車の購入をオススメしたい。

 

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